
12月18・19日、金峯山修験本宗総本山金峯山寺を会場に、世界宗教者平和会議(WCRP)青年部会と韓国宗教人平和会議(KCRP)の共催により、「第15回日韓青年交流会」を開催しました。
日韓青年交流会は1990年に第1回を実施して以来、約2年ごとに日本と韓国で交互に開催されてきました。本年は日本・韓国両国から16団体28名の宗教青年が参加し、「ともに歩む東アジアの未来 ~日韓宗教青年の次なる一歩~」をテーマに実施いたしました。
※動画はページの下部にございますので併せてご覧ください。
1日目
18日のアイスブレイクは、青年部会幹事の村上泰教師(弘元寺住職)が進行を務め、翻訳アプリを活用しながら交流を行いました。対話においては「相手の言葉を待つ時間も大切にする」という姿勢が共有されました。
開講式では、日本委員会理事長の戸松義晴師が「人間は時に嘘をついてしまったり、至らないこともある。そのような自分も相手もありのままを受け止めていく」と述べ、交流を後押ししました。

KCRP青年委員長のイ・ジェソン氏は、「過去に日韓青年交流会に参加した青年は現在宗教界のリーダーとして活躍している」、「互いに知り合い、分かち合う時間にしてもらいたい」と期待を示しました。
WCRP青年部会幹事長の大西英玄師(北法相宗音羽山清水寺成就院住職)は日韓青年交流会は「諸先輩方の並々ならぬ努力の上にある」ことに触れ、「人間が孤独を感じることの対極にあることはオープンにできる関係性があること」とし、交流会で心を開きあえる関係性になれるよう期待を述べました。
その後、蔵王堂参拝および修験道体験を通じ、日本独自の宗教観への理解を深めました。「懴悔 懴悔 六根清浄 六根清浄」と唱えながら山道を登りました。これは登山中の呼吸を整えながら俗世の煩悩を祓い清め、心身を浄化して神仏と一体となるためと言われています。
夕食交流会では谷野創流氏(一燈園)がファシリテーターを務め、1つの大きな輪になって日本語と韓国語で伝言ゲームを行いました。聞き間違いがないように相手の言語に耳を傾ける人、根気強く伝える人、分かった瞬間に笑顔が溢れる人など活気の溢れる場になりました。
2日目
勤行体験に続き、五條良知猊下のご導師の下、お護摩修法が厳修されました。
「語らい」の時間では、文世鈴氏(フォコラーレ運動)の進行のもと、ついに両国の歴史にも触れながら率直な対話が行われました。
閉講式では副幹事長の加藤大志氏(服部天神宮禰宜)が、「長い時間軸で物事を捉えることができる宗教者として、日韓の親睦を深めていく営みを継続していることに意義ある」とし、参加者に感謝の意を述べました。
参加者からは「初めて来日したが、今後日本を思い出すときは吉野や金峯山寺が真っ先に浮かぶと確信している」、「韓国で民族宗教の信仰を持っているが、金峯山寺の自然に対する畏敬の念と共通項を見つけることができて参加できたことが有難かった」、「日韓青年交流会が開始してから35年が経つが初めてここまで深い分かち合いができた」といった感想が寄せられました。
日韓青年交流会の動画はこちらからご覧ください。