本日開催の新春学習会の資料はこちらからダウンロード頂けます。
2022年2月のロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻は未だ終結が見えず、多くの市民が国内外への避難を余儀なくされ、ウクライナ国内での人道上の危機的状況は長期化しております。ウクライナのみならず、アフガニスタンやミャンマー、アフリカなどにおいても、政治的混乱や武力紛争によって多くの人々が暴力の影響を受けています。
これらの戦争・紛争・暴力を諸宗教の連帯を通じて乗り越えるために、WCRP日本委員会は、ウクライナ難民人道支援ボランティアをポーランドに派遣すると共に、９月にはWCRP /RfP国際委員会との共催のもと、諸宗教平和円卓会議（第1回東京平和円卓会議）を開催いたしました。この円卓会議は、暴力の連鎖を超え、紛争後の現実へいかに歩みを進めるかを共に考えることを目的に開催され、ブルキナファソ、エチオピア、ミャンマー、ロシア、南スーダン、シリア、ウクライナなど、14カ国の宗教指導者や政府関係者、政治家らが集いました。円卓会議の討議を通して、戦争・暴力下にある国々の宗教指導者は、紛争下で直面する経験の共通点を明らかにし、宗教的言説が戦争の目的にも平和への目的にも等しく使われるという葛藤を指摘しました。そして、立場の違いはあったとしても平和を求めるための継続した対話が必要であることが確認されました。
この度の新春学習会では、WCRPの使命である平和な社会の実現に向けて、平和のあり方をこれまでの歴史から紐解き、学びを深めると共に、諸宗教による具体的な平和構築の実践について考える契機とさせていただきます。
また、本年度の新春学習会は対面とオンラインの両方を活用して開催いたします。新春学習会の会場では、参加者の皆様が交流できるスペースを設け、茶話交流会を併せて開催いたします。
◇ご参加には『オンライン参加登録』が必要です。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZ0qce6gpjooGdKcwfVsByvJs1i-x8D3_8IY
※感染症予防の観点から、会場参加は招待制となっております。招待状（郵送）がない場合には、オンライン配信でご参加ください。オンライン配信はどなたでもご参加できます。
◇ちらし（PDF)もご参照ください。
新春学習会2023チラシ
【プログラム】14：15～17：00
14：15 開会
＿＿＿＿平和の祈り
＿＿＿＿開会挨拶：黒住宗道（黒住教教主・WCRP日本委員会理事・災害対応TF責任者）
14：20 諸宗教平和円卓会議報告ビデオ
14：25 成果報告：根本昌廣（WCRP／RfP国際副事務総長）
14：35 ウクライナ難民人道支援ボランティア報告
＿＿＿＿ 安勝熙（WCRP／RfP日本委員会平和推進部長）
14：40 基調講演：田中優子（法政大学名誉教授・前総長、江戸東京研究センター特任教授）
15：20 休憩／茶話交流会 ※会場参加者対象
15：50 パネルディスカッション
＿＿＿＿パネリスト
＿＿＿＿①菊地功（カトリック東京大司教区大司教・WCRP日本委員会評議員）
＿＿＿＿②庭野光祥（立正佼成会次代会長・WCRP日本委員会理事）
＿＿＿＿③尾崎元（共同通信社 「メディア戦略情報」 編集長）
＿＿＿＿フロアディスカッション
16：55 コーディネーター総括
16：58 閉会挨拶：戸松義晴（浄土宗総合研究所副所長・WCRP日本委員会理事長）
＿＿＿＿平和の祈り
17：00 閉会
