広島と長崎を称えて:核兵器廃絶への呼びかけ(仮訳)
この数日間、私たちは人類史における二つの厳粛な記念日を迎えています――広島と長崎への原子爆弾投下です。これらは20万人を超える民間人の命を奪い、人類全体にとって深い道義的転換点となりました。
世界宗教者平和会議(Religions for Peace)は、これらの惨禍を遠い過去の出来事としてではなく、核兵器がもたらす倫理的破綻と長く続く心の傷を思い起こさせる緊急の警鐘として記憶します。そして、核兵器の全面的廃絶に向けた揺るぎない決意を改めて表明します。
信仰共同体が一致して軍縮を求める
半世紀以上にわたり、世界宗教者平和会議は核軍縮を道義的かつ精神的な責務として掲げてきました。私たちの世界的な宗教指導者と共同体の連合は、政治的思惑ではなく、生命の尊厳、正義の追求、そして平和への呼びかけに導かれ、大量破壊兵器のない世界を一貫して訴えてきました。
画期的な「Arms Down!」キャンペーンでは、2,000万筆を超える署名を集めて国連に提出し、被爆者や国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」との継続的な連携を通じて、人間の尊厳と共有の安全保障に基づく未来を求め続けています。
今こそ道義的勇気を
現在、世界には約12,500発の核弾頭が存在します。核軍縮を求める国際的な合意は広がっているものの、進展は停滞し、核兵器の近代化への投資は続いています。最近のイランの核関連施設とされる場所への攻撃は、通常兵器による紛争がいかに容易に核の惨事へと発展し得るかを示しています。
私たちは、すべての信仰者と善意ある人々に対し、核の緊張緩和を求める声を上げるよう呼びかけます。7月16日、広島・長崎の惨禍へとつながる科学的転換点となったトリニティ実験から80年を迎え、世界宗教者平和会議は声明を発表しました。私たちはこの声明を本日、改めて確認します。声明は、核兵器禁止条約(TPNW)の普遍化を、核兵器全面廃絶と持続可能な平和の達成に向けた具体的かつ不可欠な道筋として、すべての国に支持を呼びかけています。
恐怖ではなく平和が、私たちの未来を導くよう、共に立ち上がりましょう。
原文
日本委員会では、戦後80年「核なき世界」オンライン キャンペーン実施中です。
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