公益財団法人 世界宗教者平和会議日本委員会

ACTIVITIES

活動紹介

気候変動に向けた取り組み

2015年12月、国連気候変動枠組み条約(COP21)が締結され、すべての加盟国が2020年以降の温暖化対策のための温室効果ガス削減を約束しました。2016年から国連ミレニアム開発目標(MDGs)を引き継ぎ、持続可能な開発目標(SDGs)がスタートし、WCRP/RfP日本委員会は、ミャンマーでの気候変動プロジェクトやいのちの森づくりプロジェクトなど、国内外の宗教者と協働しながらSDGs達成に向けて具体的に取り組んでいます。

  • 国際ネットワーク

    WCRP/RfP国際委員会やWCRPミャンマー委員会との合同プロジェクトとして、ミャンマー国内で諸宗教青年・女性ネットワークをつくり、環境問題を通して教育の重要性、多民族・諸宗教の融和などの啓発を行っています。また、植樹活動を行い、自然災害から地域を守るように努めています。

  • 解決に向けた提言

    WCRP/RfP日本委員会は、2020年1月に「WCRP気候への非常事態宣言」を採択し、個人、宗教組織による環境保護対策を呼びかけています。特にパリ協定の1.5℃目標の順守のための行動を呼びかけています。2020年度は、同宣言を基に気候危機タスクフォースを立ち上げ、行動計画を策定し実施します。また、「もったいない」精神をさらに世界レベルで意識を促すための提言を行っています。

  • 学習・セミナー

    2016年より『気候変動・地球温暖化に対する宗教者の役割や行動とは何か』、『環境問題と仏教思想』、『環境省における地域循環共生圏について』などをテーマに、気候変動に関する学習会を定期的に開催しています。また、環境問題への意識啓発のため、デジタル地球儀を活用した「感じる地球ワークショップ」を開催しています。

  • いのちの森づくり

    2014年に開催された第8回アジア宗教者平和会議(ACRP)の仁川宣言で「1人が1本の木を植える」と提唱されたこと受け、2017年から埼玉県所沢市に約1万平米の土地を借用し「いのちの森づくりプロジェクト」を展開しています。青少年に、森の整備や植樹活動などを通じて、自分も地球に生かされているいのちであるという意識醸成を行なっています。